NATE LOWMAN

Nate Lowman 日本初個展 “This Neighborhoodʼs Changed” がGallery COMMONで開催中

ニューヨークを拠点に活動する現代アーティスト、Nate Lowman（ネイト・ロウマン）の日本初個展 “This Neighborhood's Changed” が、東京・原宿のGallery COMMONにて開催中。

ラスベガスで生まれ、現在はNYを拠点に活動するロウマンは、2000年代初頭のニューヨーク・アートシーンを牽引したアーティストのひとり。Supremeとのコラボレーションでも知られ、その名をストリートカルチャーにも広げてきた。

今回の展示では、銃痕のかたちをなぞるように描かれたキャンバス作品や、美術史へのオマージュとして再構築された《叫び》のシリーズに加え、気候変動や現代社会が抱える問題をテーマにした新作までが時代の空気をポップに、でもどこか静かに切り取るような作品たちが並ぶ。

本展は、ニューヨークを拠点とするキュレーター Matte Black（マット・ブラック） によるキュレーション。

アメリカ社会に根づく暴力性や、資本主義のギラついた現実を、ロウマンは独自の視点ですくい取り、これまでも世界中で高い評価を得てきた。

ヤシの木もまた、企業による過剰な都市開発の中で“象徴”として無理やり根を下ろされた存在。ロウマンの《Burning Palm》では、そんなヤシの木がロサンゼルスの山火事の中で炎に包まれ、美しくも暴力的な最期を遂げていく。

アメリカ文化に対して、どこかロマンチックな憧れを抱き続ける東京という街での初個展。「The Neighborhoodʼs Changed（この街も変わったもんだ）」というタイトルは、破綻しつつある「アメリカの幻想」がひずみや終わりを、じんわりと告げているのかもしれない。

なお、Supremeの公式サイトでは、本展に合わせて制作された72ページのソフトカバーブック「The Neighborhoodʼs Changed by Nate Lowman」も販売中。

Nate Lowman「This Neighborhood’s Changed」

ネイト・ロウマン

2025/4/26(SAT)〜5/25(SUN)

会場：Gallery COMMON

東京都渋谷区神宮前5-39-6 B1F

開廊時間／12:00〜19:00

休廊日／月、火曜日

最新情報は公式サイトからご確認ください。

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