Maison Margiela "ARTISANAL 2024 EXHIBITION TOKYO"
- Yurina Lily
- 2024年11月14日
- 読了時間: 4分
更新日:2024年11月20日
【Encounter...】@maisonmargiela
Maison Margiela(メゾン マルジェラ)『ARTISANAL 2024 EXHIBITION TOKYO(アーティザナル 2024 エキシビション 東京)』が、2024年11月2日(土)から11月24日(日)まで東京・恵比寿のキョウデンビル2、3階で開催中。
事前予約優先制なのでオンライン予約を済ませておくと入場もスムーズ。
ドレスの標本のサインボードの奥は日本第一号店の店舗。

展示期間中も通常営業しているので展示の前後に訪れてマルジェラの世界に浸るも良し。
予約時間の5分程前に到着すると既に同じ回の入場者の待機列が!クリエイティブ・ディレクターのJohn Galliano(ジョン・ガリアーノ)の肉声オーディオガイドを聴きながら待ちます。(イヤフォン持参、お忘れなく!)
時間になると真っ暗な入り口から早速中へ。スタッフの方に足元を照らしていただきながら、マップを受け取って一気に3階まで階段で上ります。

壁も全て黒い布でカバーされているので、少しお化け屋敷気分。
スタッフの方々の心遣いが素晴らしく、階段を一段一段照らしてくださりながらメインの3階に到着。
展示室の入り口では、マダム・ビジューのポートレートがミラーに映し出された、幻想的な雰囲気でスタート。
「キャビネット・オブ・キュリオシティ(好奇心のキャビネット)」と呼ばれる展示手法により、ショーの重要なエッセンスが解き明かされていきます。
今年の1月に発表されたオートクチュールコレクションからなんと全25ルックが「ポスト・モーテム(事後解剖)」形式で、コレクションの着想からテクニックまで惜しげもなく実験室のような空間で多角的に展示されています。
まずは、デザインを構築していく上でのイメージが集められ、ジャンル別にスクラップブックになった「リサーチブック」が壁一面に並んでお出迎えしてくれます。

全て1ページずつ実際に捲って見ることができるので正直いくら時間があっても足りないくらい。
また話題になった陶器のような肌 "Glass skin" を彷彿とさせる「アンティークチャイナヘッドドール」の写真が貼られたリサーチブックも。

そしてコレクションの1ルックごとに1冊制作されるという、創造的プロセスを垣間見ることができる貴重な「プロセスブック」。

こちらも1ページずつ捲って見てゆくと、コレクションの世界観だけではなく、モデルのポージング、フィッティングの様子など新たな視点からより近くで体感できます。
ハンガリー系フランス人写真家Brassaï(ブラッサイ)とフォーヴィズムで知られるオランダ系フランス人画家のキース・ヴァン・ドンゲンらによる作品も。
会場はまるで実験室のような神秘的な空間にドレスがまるで解剖されているかのように、レントゲンや顕微鏡で覗くプレパラートを彷彿とさせるような展示方法がより一層ディデールへの興味をそそります。


部屋全体が薄暗いので、光にかざされたドレスがもっと鮮明に見えます!
1948年の名作映画『赤い靴』からインスピレーションを得たという展示セクションでは、ガラスのドームにはクリスチャン・ルブタンとのコラボレーションするきっかけとなったソールのない赤い靴が。

そして隣には今回のエキシビジョンのメインヴィジュアルにもなっていたLOOK28がガラス板に挟まれた状態で展示されている様が実際に見れます。

素材の実験的な使用方法「リバース・スワッチング」の技法まで紹介され、コレクションピースと一緒にピンセットやメスが並び、マルジェラの長年のテーマ、衣服の解体と再構築をよりリアルに目の当たりにできました。

本来見えない中綿やジャケットの裏地が表に出たデザインもマルジェラならではのユニークさ。
マルジェラならではの革新的なクラフツマンシップが伝わります。

ファッションの展示会を超えて、アートとファッションが交差する実験的な空間の中で、より間近でガリアーノの創造性とマルジェラの革新性を体感できる近年稀に見る最高の展示だったように思います。
また暗闇の階段をワンフロア下がると、全面ミラーになったシアターが2階に登場。

今年の1月パリで発表された Artisanal Collection 2024 をフルで鑑賞できました。
↓
2024年11月2日(土)〜24日(日)
11:00〜20:00 (19:30最終入場)
東京都渋谷区恵比寿南2-8-13
キョウデンビル2-3階
(メゾン マルジェラ トウキョウ上階)
入場料:無料
詳しくはオフィシャルサイトよりご確認ください。
MISSYOUのリールもぜひチェックしてみてください。


